ミュンヘン市街
マリエン広場
取った宿がたまたま中央駅激近だったので非常に便利。
ミュンヘン中央駅から2駅、Marienplatz（マリエンプラッツ）駅で下車。
ここはミュンヘン市街地の中心部。ミュンヘン市庁舎等の公的機関、観光地・見どころやレストランも集中しており、ミュンヘンを観光するならまずここからといったところです。
こちらはミュンヘン市庁舎。地下駅である”Marienplatz”駅から出てすぐからすぐに見えるこの市庁舎は、まさしく欧州を感じることができる尖塔混じりのゴッテゴテのゴシック建築。
建築は19世紀後半から20世紀初頭にかけてということで、歴史自体はそこまで古くはありません。
日本人の肌感覚からするとこの建物が現役の庁舎（役所）として使われているというのが驚きですが、ヨーロッパでは市役所だと何だろうと、これはごく普通に見られる建築の一つなんだろうなあと。
そんなミュンヘン市の標語は“München mag Dich“「ミュンヘンは君が好き。」だそう。俺も好き。
ホーフブロイハウス
マリエン広場から歩いて5分ほどのところにある「ホーフブロイハウス(Hofbräuhaus)」。
1589年にバイエルンの宮廷醸造所として建設されたこのビアホールは、音楽家・モーツァルト、ロシア革命を起こしたレーニンなど、歴史に名を残す著名人も訪れたミュンヘン、ひいてはドイツを代表するビアホールです。
1920年にはナチスの党大会がここで開かれ、ヒトラーが演説、多くの聴衆を集めるなど、歴史が動いた舞台にもなりました。
中は3000人を収容可能な巨大な構造で、かなり賑わっていました。中に入ってもウエイターの人が案内してくれるわけではないので、席は開いてる所を勝手に探して着席するスタイルとなっています。
無事空席を発見し、着席。メニューは英語のメニューも用意されているので、ドイツ語が分からなくても安心です。
メニューの表紙にアメリカ国旗ではなく、イギリス国旗が採用されているところにヨーロッパみを感じます。
本場・バイエルンのビール
とりあえず飲み物をということで注文したのは…
オリジナルビール1L。見たことないサイズのジョッキで運ばれてきたので笑ってしまいました（残り2つは500ml）。
お値段は10.4€（当時のレートで1500円弱、現在は1700円弱）となっており、中々良いお値段しますが、流石はビールの本場・バイエルンということもあり味は超一級品。
実は元々ビールはあまり好きではなかったのですが、ドイツで毎晩ビールを飲み歩いている内に、ドイツビールが口に合うということもありすっかりその魅力に引き込まれてしまった自分。
ここのビールも純粋な麦の旨味が引き出されており、しかも非常にすっきりとした味わいで飲みやすかったので、1Lを余裕で飲み干してしまいました。
９月～10月にかけては世界最大とも言えるビールの祭典、オクトーバーフェストも開催される、まさにビールの都ミュンヘン。ぜひ行ってみたいものです。
バイエルン料理の数々
お次は料理。勿論ビールのお供に色々と料理も注文しました。もはやソーセージとジャガイモしか注文してないのはご愛嬌。
画面中央のソーセージは「ニュルンベルガーヴルスト」。ミュンヘンから北に170㎞程離れた同バイエルン州のニュルンベルク(Nürnberg)という街で親しまれているソーセージ。街の名前だけなら歴史の授業で聞いたことがある人も多いのではないでしょうか(戦後ナチスの戦犯を裁いたニュルンベルク裁判の街)。
粗挽きのソーセージを炭火で焼き上げたもので、これがまたビールと非常に合うこと。
そしてもう一つ、バイエルンに来たら是非とも食べたい一品、名物・ヴァイスヴルスト(Weißwurst)。ドイツ語で白いソーセージという意味ですが、これは仔牛肉にパセリ・香辛料等を練りこんで作られるバイエルン地方独特のソーセージです。
薄い皮に包まれており、剝がしていただきます。
通常のソーセージのような、パリッとした食感かつガッツリとした味わいとはまた異なり、皮も剥いているので非常に柔らかく優しい味わいになっていて面白かったです。
最後にウエイターからおすすめされたデザートを注文。名前は忘れてしまいましたが、ケーキのような食感でとにかく甘かったのを記憶しています(美味しかったですよ)。
という訳でお会計は3人合わせて98.65ユーロ(当時のレートで14000円強)なので、一人当たりで約5000円弱でした。
ホテルに帰ってきた後は、翌日のノイシュヴァンシュタイン城のチケットを予約し、就寝。
このドイツ旅行、基本的に毎晩飲んでいるのでほろ酔い気分で気持ちよく入眠できるのが最高です。
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