【学マス聖地?巡礼】リーリヤの故郷・スウェーデンに行ってきた

リリースから1周年を過ぎ、まだまだ話題の尽きない「学園アイドルマスター」

私は転職活動の強いストレスから何か新しい心の拠り所を探り、辿り着いたのがこの作品だったのですが、

いや、本当に良すぎますね以前から気になってはいたのですが、ゲーム性良し、ストーリー良しとこんなにも良い作品とは。実は私、いわゆる「ソシャゲ」と呼ばれるこの手のゲームはあまり続かないのですが、気づけば半年夢中でプレイしています笑

私は遠く異国の地から単身でやって来て、不器用ながら夢に向かってひたむきに頑張るリーリヤに、自分の状況も相まって完全にハートを撃ち抜かれてしまいました。あと転職も成功しました。心の支えになってくれてありがとう…

そんな訳で、今回は上記の経緯で担当アイドルとなったリーリヤの故郷であるスウェーデンに行って来たのでそのレポートです。

ところで、ゲーム内コミュではスウェーデンの文化には触れられるものの、明確な街の描写などは出てきません(見落としていたらすみません…)。ただ、担当アイドルを輩出した国は「聖地」だと思いますし、その文化にも触れられ個人的に非常に満足の行く旅になりました。

スウェーデンへのアクセス

まず、どうやって行くのか?日本からスウェーデンへの直行便は唯一、ANAが羽田からストックホルムへ週3便直行便を飛ばしていますが、その費用は30~40万円するなど、やはり日系エアライン&直行便は高いのがネック。リッチなプロデューサー諸氏は是非。

今回のスウェーデンまでの旅程

それで、実は学マスに沼る前、元々オクトーバーフェストに行くために私は香港経由ドイツ行きの往復航空券を予約していたので、今回はその予定をねじ曲げて合わせて行くことに。フランクフルト到着後はハンブルクへ向かい、そこからストックホルム行きの寝台列車に乗るという寸法です。

日程発着地到着時刻出発時刻乗車便など
9.12(金)関西国際空港19:3521:20CX569
9.13(土)香港国際空港22:4023:3023:250:50CX289
フランクフルト空港6:558:4011:10ICE817
フランクフルト中央駅11:2311:5812:04ICE76
ハンブルク中央駅15:3617:0017:15EN13472
9.14(日)ストックホルム中央駅7:3014:06
赤字は遅延に伴う実際の到着時刻です。

ドイツ到着後に関しては完全に自分の趣味が入っているので、フランクフルト到着後は飛行機を乗り継いでストックホルムへ向かうのが一番コスパもタイパも良いと思います。

まあ、快適な寝台列車の旅…とは程遠かったのですが。

到着するまでに色々ありすぎましたが、それは割愛してストックホルムから様子をお送りします。

旧市街・ガムラスタン

ストックホルム中央駅。

2025年9月14日(日)。寝台列車の遅延もあり、予約していたホステルにチェックインしてシャワーを浴びると時刻は既に15時。早速旧市街のガムラスタンへ。

それにしても寒い。残暑で厳しい日本とは異なり、スウェーデンはすっかり秋深まり気温は13℃。もはや冬です。

ガムラスタンとは?

ストックホルム市街は複雑に入り組んだメーラレン湖の湾岸と大小さまざまな島から構成されており、街並みで有名な旧市街・ガムラスタンもこの湾に浮かぶ島・スターズホルメン島にあります。ちなみに「ガムラスタン」とはスウェーデン語で「古い街」の意味。そのまま。

メトロの駅があるうえ、宿が固まっているストックホルム中央駅周辺から歩いて10~15分ほどなのでアクセスも良好です。

中央駅からガムラスタンへの道。歩行者天国になっている。

街並み

ストックホルムは前述の通り、複雑に入り組んだ湾岸に築かれた街。水上交通が発達していたり、水路に映えるその街並みなどから「北欧のヴェネツィア」とも呼ばれます。

これがガムラスタンのメインストリート・Västerlånggatan。細く背の高いカラフルな建物がひしめき合う様子を見ると、北欧に来たんだなあという実感が湧いてきます。

個人的に気に入ったのが、このメインストリートから横に伸びるなんてことのない、言ってしまえば「ただの路地」の雰囲気。

細く曲がりくねった路地の合間に覗く大聖堂の時計塔や、堂々と聳える教会の尖塔。メインストリートからふらっと横に逸れるだけでも、こんなにも個性豊かな路地と出会えるのがガムラスタン。

路地の数だけ風景があります。

一方、こちらは「ただの路地」ではなく、有名な「ストックホルムの世界で一番細い小道」。人1人すれ違うのも結構ギリギリですが、「世界で一番細い」かと言われると…

大阪の路地裏の方が狭いと思う笑

建造物の数々

そんな話はさておき、路地だけでなくガムラスタンには歴史的な建造物にも魅力があります。

バロック様式の建築と外壁に施された装飾が美しいストックホルム宮殿や、

カラフルで可愛らしいながらも古風な街並みが残るストールトルゲット広場など。このような広場はヨーロッパの街によく見られるのですが、ストックホルムのそれはかなり小ぢんまりとしています。

右奥の淡いピンクの建物はストックホルム大聖堂。青地に黄色のスカンジナビアンクロスが描かれたスウェーデン国旗もたなびいている。

こちらは宮殿と広場の間にあるカール14世ヨハンの銅像。現在のスウェーデン王家はベルナドッテ朝といいますが、その始祖となるのがこの国王。

彼はナポレオンが猛威を振るう当時の欧州で周辺諸国と共に対仏大同盟に参加。戦争勝利後はスウェーデン=ノルウェー連合王国の君主となり、平和的な外交政策を展開し内政を重んじるなど、その治世は後のスウェーデン近代化の礎となったのでした。

ゲーム内で言及されているスウェーデン要素について

さて、ここからはゲーム内のアイドルコミュやイベントコミュなどで確認できるリーリヤのスウェーデン要素をご紹介。

ゲーム内のストーリーを扱うので、若干ではありますが念のためネタバレ注意。

フィーカ&カネルブッレ

まず紹介するのは「ライブツアーイベント広島編」のイベントコミュでの一幕。

さて、「フィーカ」とは?

だそうです。

フィーカは大抵10時と15時の2回設けるらしく、お菓子と一緒にコーヒーか紅茶で一服するのが一般的。なんでも、「カネルブッレ」と呼ばれるシナモンロールと一緒にいただくのがスウェーデン流だそうで。

このカネルブッレについては、リーリヤの授業コミュでもあさり先生に言及されていたり。

確かに、ガムラスタンを歩いているとやたら見かけるFikaフィーカの文字。それならせっかくなので体験する他ない。

リーリヤ、フィーカの時間だよ。

何をするでもなく旧市街の雑踏を眺めながら、カフェでカネルブッレのシナモンの香りを味わい、熱々のカフェラテをいただく。観光地を回るのも楽しいですが、こうして地元の生活に溶け込んでいる瞬間が旅で一番贅沢な時間かもしれない。居心地が良くてついつい長居してしまった。

訪れたのはこちらのカフェ。

Café Sten Sture(10:00~22:00)

カネルブッレとカフェラテで96SEK≒1,550円でした。

スウェーデンの桜の名所?

学マスのホーム画面では季節ごとにセリフが用意されていますが、春には「スウェーデンにも桜の名所があるんです」というセリフが。

で、それがどこなのかというと、旧市街に程近い王立公園

ここが桜の木が植えられている公園内の遊歩道。訪問は9月なので当然桜なんて咲いていないですが、写真を見ると春には非常に美しい桜並木になっていました。

園内にも”Runt bassängen står japanska körsbästräd…”と、「池の周りに植えられている木は日本の桜の木だ」という説明書きが。

広々とした公園は市民の憩いの場になっていました。

クソデカチェスもできます。

ストックホルム・アーランダ空港

続いて紹介するのは、サポートカード「ほら、一緒に持と?」のイラスト。

こちらのイラストにはリーリヤのものと思しきスーツケースに”✈︎ARN“の文字が確認できます。各空港には識別用に3レターコードが振られているのですが、ARNはストックホルム・アーランダ空港を指すコード(なお、日本だと羽田はHND、伊丹はITM…などなど)。国際線が発着するスウェーデンで一番規模の大きい空港になります。

アクセス

市内からアーランダ空港へは鉄道、バス、タクシーで行けます。鉄道が最も早く、「アーランダエクスプレス」がストックホルム中央駅〜アーランダ空港間の42kmを18分で結びます速すぎる。しかも12分ごとに出ているので本数も十分。

それもそのはず。185km/hで空港までぶっ飛ばすので。

ただ、料金が大人1人360SEK≒5,700円とかなり高額。一応ユース(26歳以下)だと半額以下の160SEK≒2,500円で乗れますが、それでも高い。

そんな国際空港ですが、作りはかなりシンプルで、ごちゃごちゃせずコンパクトにまとまっています。

出発ゲート。リーリヤはここから日本に来たんだね…多分。リリース当初は羽田〜ストックホルムの直行便は無かったので、乗り継いできたのだろうか…といらない妄想を。

ここでロスバゲを受け取ったので、初利用の空港で到着/出発を味わうという謎の経験をしたり。

ゴットランド島

続いてNIA編プロデュースコミュの「ラジオの公開収録」から。「私なんかが人生相談に答えられるでしょうか…」というリーリヤに対し、練習の流れで「スウェーデンに旅行したい」と返すと…?

守りたい、この笑顔。

と、このようにゴットランド島をおすすめされます。

ゴットランド島(Gotland)とは?・・・首都ストックホルムから南に200㎞ほど行ったところに浮かぶ、スウェーデン及びバルト海最大の島。島内の最大都市であるヴィスビーには中世ハンザ同盟で栄えた街並みが残されており、世界遺産にも登録されている。また、映画『魔女の宅急便』のモデルになった街でもある。

ヴィスビーの中央広場。

はい、なのでもちろん行ってきました。担当アイドルにこんな笑顔でオススメされたら、そりゃ行くしかないよねえ(ニチャア)。

旧市街を取り囲む「ヴィスビーの輪壁」。

とても見ごたえがある素敵な街だったので、リーリヤPでもそうでなくても、ぜひ一度は足を運んでみてください。何をするでもなく、きっと長居したくなるはずです。

こちらについてはボリュームが多いのでまた別記事で紹介します。

以上、リーリヤが育ったスウェーデンの街並みと文化を楽しむ旅でした。

もっとゲーム内でスウェーデン関連のコミュが増えたらいいなあなんて。その時はまた色々巡ってみたいですね。

それでは。

タイトルとURLをコピーしました