ボスフォラス海峡をフェリーで渡る
興味本位で詐欺師について行ったら、やっぱりロクなことにならなかったのでエミノニュの港に戻ってきた。
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まだ新年まで時間があるので、ボスフォラス海峡のフェリーに乗って対岸のアジア側へ行ってみようと思い、乗船。トラムや地下鉄と同じく、イスタンブールカードを改札機にかざして乗船可能だった。料金はトラムとほぼ同じ(詳細は覚えていないが、18TL≒85円ぐらいだった気がする)。
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便数は多く、概ね15分に1便が運航されている。景色が良く見えるデッキの方はすぐ埋まるので、ゆっくり堪能したい人は1便見送ってもよいだろう。
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海上から見るイスタンブールの夜景は、やはりモスクのドームとミナレットがよく目立つ。
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エミノニュの港を出て15分ほどでドルマバフチェ宮殿の横を通過。建国の英雄、ケマル・アタテュルクはこの宮殿で亡くなったそうだ。彼が執務していた部屋には、亡くなった時刻である9時5分のまま止まっている(止められている)時計があるらしい。
今回は行けないが、またイスタンブールに来た時にはぜひ立ち寄りたい。
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20分ほどで対岸のアジア側・ユスキュダル港に到着。
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これは先ほどのエミノニュ行きではなく、また別のヨーロッパ側(カバタシュ)行きの時刻表。普通に市民の足として使われているだけあってかなりの便数が運行されているようだ。
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アジア側に来たとはいえ、特にヨーロッパ側と変わらずイスタンブールらしくモスクと雑多な街並みが続く風景。
年明けまではあと2時間ほど。曲に合わせて踊る現地人や”2024“のモニュメントと写真を撮る観光客など、街はすっかり年越しムードになっていた。
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1時間ほどフラフラしたところで、0時にガラタ橋で花火が上がるらしいのでまた戻ることに。
電車でも渡ってみる
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近くにユスキュダルの駅があったので、今度は電車で戻ってみることに。イスタンブール市内で観光に便利なのは大体トラムか地下鉄だが、「マルマライ」と呼ばれる近郊電車も走っている。
「マルマライ」はアジアとヨーロッパをボスフォラス海峡の下を潜るようにトンネルで結んでいる。海流の速いボスフォラス海峡にトンネルを通すには相当な難工事を強いられたようだが、実はこのトンネルの建設には、日本の大成建設が関わっているらしい。なのでちょっと日本にゆかりがあったり無かったりするようだ。
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日本では初詣需要でよく終夜運転が実施されているが、トルコにもそういった概念があるようだ。イスラムにも初詣的な概念があるのか、それともただ単純に年越しで盛り上がってるからその需要を見越しての終夜運転なのかは謎。
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次の電車は、マルマライの終着駅・HALKALI(ハルカル)行き。10両編成と、意外と長編成でビビる。地元(愛知)でも8両なのに…
シルケジ駅
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ユスキュダルからは6~7分ほどで対岸のシルケジ駅に到着。駅は地下深くに作られているので、地上に出るまでに何回もエスカレーターを乗り継がされる。
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駅の改札機に鎮座するにゃんこ。こんなところにも猫がいて、人々がみな撫でて通り過ぎて行くのが、トルコらしくゆるくて良いなあなんて。
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シルケジ駅は元々地上駅で、かの有名な「オリエント急行」の終着駅だった時代もある。マルマライが開通してからは駅のホームは地上に写され、地上駅は使われなくなった模様。
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ちなみに、駅の中にはちょっとした鉄道博物館がある。この日の昼に訪問していたのだが、紹介を忘れていた。
6時間遅れのハッピーニューイヤー
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時刻は23時。日本ではとっくに年が明け、もう朝の5時になっている。ガラタ橋のたもとで後はボケーっと新年を待つのみ。
海外で年を越すのは初めてだ。
思えば、家以外の場所で年を越すのすら初めてかもしれない。自分という人間は旅行は好きだが、それと同じくらい家でダラダラ過ごすのが好きな人間なので、そもそもニューイヤーイベントには目もくれない生粋の引きこもりだということを忘れていた。
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そして花火が上がり、2024年が幕を開けた。今年はどんな1年になるのだろうか。今と変わらず、たくさん旅行に行ける1年になれば良いなあ。
さて、のんびりしている暇はない。トラムT1の終電は0:15頃。これに遅れると3.5㎞歩いて帰る羽目になる。
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無事終電に乗車し、終点の1つ手前のミマール・スィナン大学駅で下車し。ひたすらタクシム方面へ歩くことに。
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カバタシュ地区からタクシムまではひたすら急な上り坂。これはかなりしんどい。
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そしてホテルに戻ってきたのは深夜1時前。明日は昼の飛行機でイズミルまで向かうので、サクッとシャワーを浴び、さっさと寝ることにした。
それにしてもさっきから悪寒と震えが止まらない上に、ちょっと熱っぽさがある。
#もしかして #インフル
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