【エティハド航空】トラブルを抱えつつ帰国の途へ【23-24年末年始トルコ旅#24】

2024年1月7日(日)、年末の29日に日本を発ち、8日間旅してきたトルコともお別れの時がやってきた。

10時前にホテルをチェックアウトし、あいにくの雨の中トラムの駅へと走る。傘を持っていないのだ。

市内から空港へ

雨のガラタ橋を渡る。こんな中でも釣り糸を垂らしている人が何人かいた。ご苦労なことだ。

トラムはカラキョイ(Karaköy)で下車し、傾斜鉄道でベイオール(Beyoğlu)、そしてメトロM2線のシシャーネ(Şişhane)と次々乗り継ぎ、M7線への乗換駅、メジディイェキョイ(Mecidiyeköy)で再び乗り換え。

M7線で2つ先のキャウトハーネ(Kağıthane)で降りる。

車内の様子。車両の継ぎ目が広く取られており、先頭車両まで見渡せる。

日本もこうすれば多少は混雑がマシになるんじゃないか?

途中駅のチャーラヤン駅

そして4回目の乗り継ぎ。メトロM11線でいよいよ空港へ向かう。

降りると、海外旅行客から「M11線の駅はどこ?」と聞かれたので、「自分も行くからついてきて」と、うろ覚えの道を辿り、無事到着できたので一安心。

改札口には世界時計がある。現在11:17。東京は+6時間でもう17時だ。

ホーム行きの下りエスカレーターには各都市への距離とM11線の途中駅までの所要時間が書かれている。東京までは8,946㎞、地球は大きい。

イスタンブール空港駅は5駅目。だが、行きの記事にも書いた通り駅間距離が長いので結構時間がかかる。

途中駅の様子。

イスタンブール/IST→アブダビ国際/AUH

国際線出発ロビー前にある”İstanbul”のモニュメントとトルコ国旗、建国100周年ロゴ。イスタンブール空港の造形も相まって、なんだか壮大な雰囲気すら覚える。

チェックインと手荷物検査を預け、制限エリアへ。出国時にここまで来ると、いよいよ旅も終わりか…としみじみするポイントである。

今回搭乗するのはイスタンブール14:55発、EY096便アブダビ国際空港行き。所要時間は4時間15分で、向こうに着くのは20:10(+1)。そこから1時間半の接続で大阪行きのEY830便に乗り継ぎ、日本には午前中に着く…はずだった。

トラブル発生?

さて、定刻になったのだが、一向に出発する気配がない。この時、アブダビでの乗り継ぎが1時間半しかないことを知らなかった私は、楽観的だった。

そして途中水が配られ、1時間20分ほど経った頃、ようやく離陸。

機内食はチキンを注文。行きと変わらぬ素晴らしいクオリティの機内食だった。

そして離陸してしばらく経った頃、CAが私の所にやって来て、一言。

CA

飛行機が遅れているので、あなたは大阪行きに乗り継ぎできません。アブダビに着いたら、インフォメーションセンターまでお越しください。

・・・え?

そう、行きは9時間も乗り継ぎ時間があったので感覚がバグっていたのだが、今回は1時間半。全く確認してなかったので、完全に寝耳に水状態だった。

そして、海外旅行経験がまだ浅い私は、残りのフライト時間をこれからどうなるのか不安な気持ちで過ごした。

8日中に帰れるだろうか、帰れなかったら有給取らないといけないな…というかそもそもインフォメーションセンターってどこだよ……等々。

そしてアブダビが近づき、乗換便の案内が表示される。当然そこに大阪の文字はない。

しかし、東京行きが22:05にある。もしかして、これに振り替えられるのでは?

アブダビでの一幕

そして到着したアブダビ国際空港。

降りるや否や、空港職員が“Osaka”のプラカードを持ち誘導しているではないか。

そして「大阪に行くのか?」と聞かれ「はい!」と答えると、これまでのチケットは回収され、新しくチケットが配られた。

そこに記載されていたのは

ソウル。なるほど、ソウル経由でアシアナ航空に振り替えだそうだ。

一回ソウル経由するぐらいなら東京でいいよ~なんて思っていたが、まあ東京に着いたところで、そこからどうするんだという話ではある。

先ほどのモニターに映っていた通り、ソウル行きも22:05発。もうすぐゲートクローズということで、息つく間もなく乗り継いだ。

アプリの表示もしっかり変わっていた。

アブダビ国際/AUH→仁川国際/ICN

そして突如始まったソウル行き、8時間20分のフライト。当然だが、周りは大方韓国人ばかりだった。

激ブレ。

離陸後1時間で再び機内食。そこまで間隔が空いてなかったので正直全然腹は減っていなかったものの、のそのそと食べる。

そして寝るに寝られず、5時間ほど起きたり繰り返していると再び機内食の時間になった。そんなに食えないよ笑

今回はNoodleを頼んだのだが、なんか思ったのと違うのが出てきた。ちょっと味がくどかったかな…

仁川国際空港

11:10、定刻より15分ほど早くEY856便は韓国・仁川国際空港に着陸。

まさか韓国の地をこのような形で踏むことになるとは。

さて、緑色の「乗り換え」の表示の通り進む。案内サインに日本語が書かれており、空港のアナウンスも時折日本語が流れる。ああ、極東まで帰ってきたんだなあ。

実は私、大学では韓国語を第二外国語で履修していたので、その辺にあるハングルは発音できる…が、意味はほぼほぼ忘れてしまった(ちなみにこれは「イグッ」、なんとなくイミグレっぽく聞こえるだろう)

まあ、そもそもハングルなんて読み方は30分もあれば覚えられるので、大学で何やってたんだという話ではあるが。

次は14:10発のアシアナ航空OZ114便の関空行き。3時間待ちである。

本当なら今頃関空にいたはずなんだけどなあ。

もう疲れていたので、あちこち歩き回ることなくゲートへ一直線。

佐賀行きなんてあるのか…

日本でもたまに見かけるジュース「ポポロ」のキャラクターがいた。こちらでは大人気らしく、キッズコーナーが用意されていた。

「ゲート」の「ト」、絶対半角やろ。

ANAとのコードシェア便だった。

仁川国際/ICN→関西国際/KIX

そして13時半ごろゲートオープン。今度こそラストフライトだ。

仁川から関空までは1時間40分。近っ。

この所要時間を見たとき思わず二度見してしまった。何せ、大阪→新千歳とほぼどっこいの時間だ。

短いフライト時間ながら機内食も提供された。

やはりエティハド航空のものと比べてしまうと、容器も含めややチープに思えてしまう。味は美味しかったが。

そしてあっという間に日本上空へ。

このフライトモニター、堂々と「独島」なんて書いてあるから思わず笑ってしまった。対馬や佐渡、隠岐など、“竹島”より大きい島なんていくらでもあるのに、なぜこの島だけわざわざモニターで記載しているのでしょうね?

また、これは後から知ったのだが、韓国政府は「日本海」の呼称異議を唱えており、韓国国内では日本海のことを「東海(East Sea)」と呼ぶらしい

韓国政府の思惑が見え隠れ(隠れていないが)していて面白かった。

帰国

15:50、関空に着陸。予定より4時間半遅れたが、無事帰ってくることができた。

ターミナルビルに向かうモノレールから、日が傾き始めている空とエア・ソウルの機体を。今度韓国も観光旅行で行きたいなあ。

この“Welcome to KANSAI”を見ると落ち着くのだ。

そして関空快速で本当の帰路へ。

海外から戻ってくると、誰もスマホで通話していない静かな車内にもはや違和感を覚えてしまうのだった。

23-24年末年始 トルコ旅行記 終

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