イスタンブールのメインストリート・イスティクラル通りを歩く(2日目前編)【23-24年末年始トルコ旅#3】

必要物品の調達

SIMカードの入手

さて、市街地に着いたのは良いのだが、まずはSIMカードがないとスマホが使えないので、早急に調達。

この日の夜に撮影

これがトルコでSIMカードを扱う店。“TURKCELL”と書いてあり、黄色い丸に変な角が2本生えているようなロゴマークが特徴的。タクシム広場を始め、市街地のそこら中にあるので見つけるのには苦労しないだろう。値段は1週間電話付きプランで700TL(3500円)、1か月通話なしプランで750TL(3750円)だった。私は一応1週間以上滞在する(とはいっても9日間)のと、海外に来て誰かと通話することもないだろうということで後者を選択。SIM入れ替えの一連の作業は店で全てやってくれた。スマホの操作もしていたので、あらかじめ現地の言語表示にしてあげると喜ばれるはず。

即開通、即利用可。店の人もイイ人だった。

タクシム広場から路地に入り、本日のホテルへ。ボスフォラス海峡の西側なので一応ヨーロッパという扱いとなるのだが、この雑多な街並みがヨーロッパともアジアとも言えない絶妙な雰囲気。良い。

ホテルにチェックイン

そしてこれが今日泊まるホテル。初めての海外一人かつほぼ寝付けずに乗ってきたのでちょっといいホテルにしました。1泊6000円だったかな。

宿のオーナーも英語ペラペラ。問題なのは、私があまり英語が分からないこと。何せ、5年も前の大学受験で得た英語の知識しかないのだから…

外貨両替

そして近くの外貨両替店で両替。本当はクレカでATMキャッシュとかやればもっとレートが良いらしいのだが、帰ってきてから知った。まあ、これは次回からの教訓ということで。

お札は5,10,20,50,100,200リラ札の6種類。コインが1リラ硬貨と補助通貨・クルシュの1,50クルシュ硬貨の3種類ある…が、このクルシュはほとんど使わない。実際自分が旅行していて、50クルシュ硬貨を見たのはお釣りで出てきたたったの1回。

インフレの影響で最高額紙幣の200リラ札も、日本円にして1000円弱の価値しかない。物価が比較的安いとはいえ、こんなもの持ち歩いていると財布が嵩張ってしょうがないので、現金は最低限持つことにし、クレカで払えるところはできるだけクレカ払いにした。幸いにもトルコはキャッシュレスがかなり進んでいる国だったので助かった。

イスティクラル通り

さて、面倒な大荷物ともおさらばして、ここからはのんびり街歩き編。とりあえず先ほどのタクシム広場まで戻ると、共和国建国100周年を記念したオブジェが。門の中央には初代大統領、ムスタファ・ケマル・アタテュルクの肖像も。

オスマン帝国の元軍人にして、この男がいなければ現在のトルコ共和国はないと言っても過言ではないほどの人物。彼の話はまたおいおい話したいと思います。

さて、イスタンブールのメインストリート、イスティクラル通りへ。ちなみに、何も調べずに来て、「なんかここの通り面白そう!」と入った通りがたまたまこれだったので、ラッキーでした。

人多っ

流石に年末、観光客もやっぱり多いのか?

通りの両サイドには日本でもよく見かけるチェーン店や、ブランド店、飲食店の呼び込みやトルコアイス芸を披露する店、焼きとうもろこし、スィミット(トルコの大衆パン)を売る露店などで埋め尽くされ、歩いていてかなり楽しい。

歩いていると、カンカン鳴らしながら何か近づいてくる。何かとふと見ると、

路面電車でした。

インドやバングラで見るような電車の側面にしがみついて乗る行為がまさかここでも見れるなんて…でも、流石に屋根の上に乗ってる人間はいなかった。

ただでさえ人通り多いのにこんなの走ってくるので、イスティクラル通りはもはやカオスを超えた何かが形成されている。

通りには建国100周年ということもあってか、赤地に白い月と五芒星のトルコ国旗があちこちではためいていた。自国でもここまでのおびただしい数の国旗は見たことがない。日本で日の丸を見る機会なんて、せいぜい官公庁の建物に掲揚されているのを見かけるぐらいなのではないか。

いずれにせよ、圧倒される光景だった。

グルメとの出会い

先述したスィミットや焼きとうもろこしもそうだが、トルコはストリートフードが充実している。

実は自分も「地球の歩き方」で見た「ぬれバーガー」を密かに探していたのですが、ついに発見!

これが「ぬれバーガー」こと”ISLAK HAMBURGER(イスラック・ハンバーガー)”。どういった代物かというと、

こんなの。バンズにケチャップが染みていて、そこにハンバーグが挟まっているというだけの至ってシンプルなハンバーガー。だがそれがいい(だって野菜食べれないから(偏食))。

アッツアツの状態で渡されるので火傷に注意。値段は一つ50TL(≒240円)とリーズナブルなのも良い。一個だけで結構なボリュームがあったので、2つ食べ終わる頃には大分お腹が満たされた。

ガラタ塔周辺

さて、イスティクラル通りを進み、ガラタ塔の辺りまで来た。

ちなみにここの通りは、晴れた日には地面に文字が影となって出るちょっとオシャレな仕掛けがあるのだが、当然曇っている上日没近いため見えず。

そろそも、トルコに限らず冬のヨーロッパ方面は本当に晴れない。どこかで日照時間が足りず、ビタミンが不足し冬季うつ病になる、という話を聞いたことがある。渡航するまでは大袈裟だろうと思っていたのだが、そういったものがあるのも納得なほど、とことん晴れない。

イスタンブールのシンボル・ガラタ塔。東ローマ帝国時代からの歴史がある。

さて、話を戻します。ガラタ塔はイスタンブールの人気観光地の一つ。塔の頂上からはイスタンブール市内が一望できて絶景なんだとか。ちなみに塔に登るには650TL(≒3,100)の入場料がかかる。高え。

流石の値段に尻込みしてしまったので、適当に散歩。塔周辺はちょっとしたバザールっぽくなっており、土産屋が軒を連ねている。

そんな中、マグネットを売っている店を発見。海外行ったら記念にマグネットを集めようと決めていたので、早速物色。

1個10TL(≒50円)と、観光地のど真ん中にしてはかなり良心的価格。どれも魅力的なデザインで、悩みに悩んだ。トラムの行先表示板など、オタクとしてはかなり惹かれるものもあったが、流石に持って帰るのが面倒だったのでパス。

他にもトートバッグやTシャツなどのグッズも豊富

さて、続いて金角湾方面へ歩いていきます。

つづきます。

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