【関空→アブダビ】エティハド航空で行くトルコへのフライト・前編【23-24年末年始トルコ旅#1】

はあ、どこでもいいから海外行きてえ。でも、できればヨーロッパ方面で。次のまとまった休みは年末年始かなあ。

そんなことを考えながら、まだ残暑厳しい9月半ば、ガンガンに冷房効かせた部屋のベッドでゴロゴロしつつ適当にスカイスキャナーを回していると、トルコ行きフライトが目に飛び込んできた、そんな日曜午後。中東御三家とも呼ばれる評判の良いエティハド航空が大阪就航記念で、往復13万円から関空-イスタンブール便を出しているではないか。

うーん、トルコって親日国家やらカッパドキアやらでもちろん聞いたことはあるんだけど、どんな国なんだろ。しかもヨーロッパじゃなくて中東だけど…まあいっか。

よし決めた、トルコ行こう。

そうと決まれば話は早い。同行者を募り、早速上司に伺いを立て、年末年始に11連休を取得。ここまで驚くほどスムーズ。..同行者が誰もいないということを除いては。

オスマン帝国や建国の父・ケマル・アタテュルクの本を読んで歴史のインプットも何とかこなし、いよいよ出発の日。

搭乗まで

そして2023年も年の瀬、12月29日の夕刻17時前。初の海外一人旅という高揚感がある一方、不安も入り混じった何とも言えない感情で私は関西国際空港の搭乗ゲートにいました。

今回は23年12月29日発の現地30日着、向こうで年を越した後、24年1月7日に現地発、8日昼に帰ってくる8泊11日の旅程。

ドイツに行った時、余裕を持ち過ぎたために空港で暇を持て余した記憶から、ちょっと遅めに行ったら普通にギリギリになって焦ったのは内緒。保安検査場が大行列の上、抜けてからもゲートまで結構遠かったのが大誤算。

そういえば、保安検査場って到着時刻が迫ってる旅客を優先的に通してるっぽいし、遅く行く方がお得なのでは…?これ倫理的には勿論終わってる発想なんですけど、実際どうなんですか?

冗談はさておき、これから乗るエティハド航空の機体。飛行機に詳しい友人曰く限定塗装らしい。

今回のフライトは関空17:15発、EY831便アブダビ行き。

先ほど述べた通り、エティハド航空は中東のアラブ首長国連邦(UAE)を拠点とするUAEの国営航空。そのため、UAE首都・アブダビで乗り継いでイスタンブールへ向かうことになります。UAEもアブダビもいまいちピンとこない方もいると思いますが、あのドバイがある国です。

マイル表記をやめろ

アブダビまでは11時間のフライト(KIX 17:15→AUH 23:55)。ここまで長いフライトは23年2月に行った卒業旅行(ドイツ)の香港→フランクフルトの14時間以来。時差は5時間なので時間は巻き戻り、向こうに着くのは日付が変わる深夜0時ごろになる。

関西国際/KIX→アブダビ/AUH

さて、機体は離陸体制を整え、ジェットエンジンの起動音と共に一気に加速、そしてふわっと浮き上がり、しばしの間日本に別れを告げます。この離陸までの一連の流れが飛行機に乗っていて最高に堪らない。

離陸から1時間後、韓国上空に差し掛かったあたりで機内食。チキンを頼むと、チキンカツカレーが出てきました。機内食が美味しいと聞いていたので、期待通りで安心。日本発の便らしく、抹茶プリンの提供あり。こちらもGood。右上のマカロニは虚無味でしたが。

食後のドリンクはコーヒーを。ブラックでコーヒーを飲むのは日本ぐらいとも言うので、恥ずかしげもなくミルクとシュガーマシマシでいただきました。ミルクと砂糖くださいって言ってこの量出てくるのも何なんだって感じですけど。

食事も済ませ、フライトモニターをのんびり眺めることに。

モニターには常にメッカまでの距離と方角を表示させることができる。改めてイスラム圏に向かっていることを実感。

設定画面。こっちの方が上部にいろいろ情報がまとまっていて見やすいのでは?

というかアブダビ、27℃もあるのか…

さて、結局機内はやることがないので、寝れもしないのに寝ようと頑張ってみたり、諦めて音楽聞いたりダウンロードしてきた動画見たり…自分はベッド以外で寝れない人間なので、夜行バス等の乗り物はできるだけ避けているのだが、海外に行くとなればそうも言っていられない。

そして日本を出発して9時間ほど、日本時間3時前に2回目の機内食。今回はnoodle、焼きそばを選択。サラダも付いて野菜たっぷりな健康的な食事。野菜嫌いだけど。

イラン上空を航行中。アブダビもかなり近づいてきた。

アブダビ国際空港

そして日本から11時間、現地時間0時にドバイの陰に隠れがちなUAE首都・アブダビに到着。

制限エリア前の手荷物検査場まで長い通路を歩かされます。それにしても空港があまりにも綺麗すぎる。これがオイルマネーの力なのか?

検査場を抜け、制限エリアへ。係員があのアラブの民族衣装「ターブ」を着用しており勝手に感動していました。Googleで「石油王」って調べると出てくるあの衣装(こちらでは男性の正装なので、当然着用は石油王に限らない)。

これがアブダビ国際空港の中。柱の曲線美が素晴らしい。職場で使う検索エンジンのMicrosoft edgeで出てくる日替わりの画像に中東圏の建築物が出てきましたが、それもこんな感じで曲線を前面に押し出した建築だったような。中東の建築スタイルの流行りなのか?

乗り継ぎ客でこんな深夜でも賑わっています。制限エリア内は化粧品やブランド物の免税品店ばかりなので、ただの旅行オタクには全く関係のない世界。大人しく空港内を適当にブラブラほっつき歩きましょう。

アブダビ市街らしい高層ビル群の写真。”Discover Abu Dhabi”と同じような意味のものが上のアラビア文字で記載されているはずなのですが、うーん、発音が全くわからん。そもそも右から左に読むという地点で中々曲者な言語な上、文字も独特なので全く理解不能。

これから出発する飛行機の案内板。日本国内を旅行していてもそうですが、普段絶対見かけない地名が表示されているのを見ると、本当に遠くまで来たんだなあと悦に入ることができて好き。

ちなみに、次に乗る便は9時間後エティハド航空のアプリでは、「乗り継ぎ時間の長い旅客はストップオーバーしてアブダビを楽しもう!」的なことが紹介されているのですが、こんな真夜中に市街に出たところでどうしようもないため、大人しく制限エリア内で過ごすことに。

大人しくその辺の椅子に腰かけつつ仮眠。こんな時間なので周りにも仮眠をとっているであろう旅客がそこら中にいました(ソファーで横になってアイマスクしている猛者も)。でもこの空港、フカフカで座り心地の良い椅子やソファーが至る所にあったので、夜を明かす時も寝場所には困らないでしょう。

つづきます。

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