帰国【ドイツ・フランス卒業旅行#15】

市内からフランクフルト空港へ一悶着

2023年3月2日。いよいよ最終日となった今日は空港に向かって帰りの飛行機に乗るだけ。

PCR検査の結果は無事3人とも陰性。普通に受験の合格発表見た時ぐらいドキドキした。

空港行きの在来線は地下ホームから発車するので地下へ。ユーレイルパスは切れているのできっぷを買わなければいけませんが、ここで問題発生。

普通に空港まで買おうとしていると声を掛けられ、「もっと安いきっぷがあるから教えてやる」とおもむろに券売機を操作し始めます。嫌な予感。

するとそいつ(イラク出身と言っていた)は手前の駅まできっぷを買うことを提案し、「もし検札に引っかかったら知らなかったって言えばいいさ。君らは外国人だから大丈夫。」と言うではないか。おいおい、面倒なことになったぞ。

普通に正規運賃を払うと言っても引き下がらず、結局グループで使えるフリーパスのようなものを購入。ちなみにこれも空港までは行けないきっぷ。ドイツはゾーン制運賃を採用しており、空港だけは特別ゾーンになっているためこういったきっぷの類では不正乗車となるのです。

そして案の定「安いきっぷ教えてやったんだから差額の金をくれ」と粘るカス。旅の最後に面倒事に巻き込まれるのは御免なのでさっさと金をくれてやりました。

皆さんは海外の券売機前で誰かに話しかけられても絶対に無視しましょうね。十中八九ロクな奴ではないので。

まあ幸いにも(?)そのきっぷは行きに使ったGateway Garden駅までは使える模様。旅の始まりと終わりが同じ駅だなんてのもいいじゃないかと適当言いながら列車に乗車。まあ、別に空港駅まで乗ってもどうせバレないとは思いますが。

そしてまた駅から歩いて10分ほど、空港の第2ターミナルに到着。

チェックインを済ませて手荷物を預け、空港のマックで昼食を取り、いよいよ出国。このクルクルポテトともお別れです。

規律正しいドイツ人らしく、入出国スタンプは綺麗に押してくれました。最後審査官に「ドイツはどうだったか?」と聞かれましたが、もちろん返す言葉は一言、「最高!」と返しておきました。

フランクフルト/FRA→香港/HKG

さて、フランクフルト12:35発、香港行きのCX288便に搭乗。香港までは12時間弱のフライトとなります。行きは13時間半かかったので、やはり東行きの飛行機は偏西風に乗って速い模様。

途中で撮ったフライトモニター。行きの飛行機は対地速度はせいぜい700~800㎞でしたが、今回は優に1000㎞を超えています。気流って偉大なんだなあ。

途中大きく旋回し、眼下に見えたドイツの街。ぜひもう一度訪れたい国ですが、次に来れるのはいつになるだろうか。

離陸から4時間ほどすると、お楽しみの機内食の時間。肉とナスをピザ風味で和えたようなものに、よくわからないサラダのような何かとパンとアイス。

ナス、というか野菜全般嫌いな私ですが、もはやピザの味しかしなかったので余裕で食べることができましたし何なら美味い。やはり雑な味付けは正義。

やがて夜になり、音楽を聴いたりダウンロードしてきたアニメを見たりして暇を潰すこと数時間、夜食のサービスがあることを知り、思わずカップラーメンを注文。

うっひょ~~~久しぶりの麺と箸!

様々な補正がかかり、夢中になって食べてました。

そして到着2時間前に出された機内食。ソーセージにオムレツ、その下にはジャガイモ、堅いパンが添えられたりと、どこかドイツ料理の片鱗を感じます(ちなみにオムレツはフランス料理)。

行きも感じましたが、キャセイパシフィックの機内食は全体的にクオリティ高い気がします。どの機内食も当たり外れありません

そして日付を跨ぎ3日7:20、飛行機は朝日と共に定刻通り香港国際空港へ着陸。

ああ、漢字が書いてある。まだ日本じゃないですが極東まで戻ってきたという感じがします。

ここまで来ると案内板にも札幌や東京、名古屋など、見慣れた地名がズラズラ。僕らが乗るのは9:30発のJALとの共同運航・CX590便、大阪/関西国際空港行き。乗り継ぎには2時間ほどの余裕時分が設けられています。

まだまだ時間はあるので搭乗ゲート前のベンチでダラダラ。

この時、ちょうど6時に卒業合否の発表がされていることを思い出したので、おもむろに大学のポータルサイトを立ち上げます。不合格だったらどうしよwなんて思いながら見ましたが難なく無事合格。まあ単位取り切ってたしそらそう。

そして4月からの社畜が確定した瞬間でもありました。つらひ。

香港/HKG→関西国際/KIX

そして搭乗ゲートが開き、日本へのラストフライト。大阪までは3時間半です。

11時前、昼食として出てきたこの旅最後の機内食。トルコに行ったことで思い出したのですが、機内食って“fish or chicken?”って聞かれますよね。この時は珍しく“noodle?”という単語が聞こえてきたので頼んだ記憶。

まあ、見ての通り焼きそばなんですが、noodleと聞くとうどんやラーメンのようなものを想像していたので少し違和感。よくよく考えればこんな箱に入ってるのに汁物なんか出せる訳ないか。

アホ安手

そして友人と機内に備え付けの麻雀ゲーム(無駄に機内対戦モード付)で暇を潰し、14時ちょうどに無事関西国際空港へ着陸。

帰ってきてしまいました。が、街中に溢れる日本語、歩けば四方八方から聞こえてくる日本語。当たり前ですが母国は安心するものです。

関空快速で大阪まで出た後、久々の日本食を食べ、京都への帰路に着きました。

以上、長々続けてしまいましたが、ドイツとほんの少しフランスに足を延ばしたお話でした。

次回の旅行記からは更新頻度を上げられるよう頑張りたいですね。

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