セルチュクの街から首都アンカラへ【23-24年末年始トルコ旅#14】

セルチュクの街

エフェス遺跡を堪能したあとは、再びセルチュク市街へ。

セルチュク行きの小型バスは、土産物屋の通りを抜け、このバス停に停車する。現地の人が「セルチュク戻るならあと5分ぐらいでバス来るで」と教えてくれた。

海外ではその好意をあまり過信しない方が良いのは分かってはいるものの、トルコは本当に親切な人が多い。

セルチュク市街に戻った後は、せっかくここまで来たのでこの地方の名物、チョップ・シシを食べることにした。

チョップ・シシとはこの写真のように肉を焼き鳥のように串刺しにして焼いた料理。使用される肉は羊肉が多いらしく、さっぱりとした味わいでなかなか美味しい。

また、トルコのレストランあるあるだが、タダで食べ放題のパンも付いてくる。

お値段はこれとコーラを付けて230TL≒1080円だった。トルコは物価が安い国だと思っていたが、外食は日本とほぼ同じ値段だ。まあ、円安のこのご時世、日本と同じような感覚で飲み食いできるのはありがたいことだが。

店内にはラク(トルコの地酒)を片手に持つアタテュルクの写真があった。
駅へ戻る通りにもアタテュルクと大量のトルコ国旗が。愛国心強すぎる。

セルチュク駅

夕食後、セルチュクの駅に戻ってきた。今日はアンカラまで飛ぶため、またイズバンで昨日使ったアドナン・メンデレス空港へ向かう。

行きには見逃していたが、駅前には水道橋の跡があった。これも東ローマ帝国時代の遺構のようだ。

こちらはトルコ国鉄(TCDD)のセルチュク駅。ちょうどイズミル発デニズリ(パムッカレの最寄りの街)行きの列車が来ていた。

やっぱ海外の車両はゴツくてカッコいい。

一方、イズバンの駅も隣接しており、この階段を下りた先にある地下通路に改札口がある。

ここで改札にイズミリムカードをかざすと、50TL≒240円と出てきた。あれ?行きは23TLだったはずだが…

定額運賃制ではく、実は距離制運賃を採用していて、出発駅をカードに記憶して次回入場時にその差額を徴収するシステムになっているとか?まあ、どちらにせよ安いしいいか。

イズバンのホームからトルコ国鉄のホームを望む。

セルチュク発車後、再びテペキョイ駅で乗換。

アドナン・メンデレス/ADB→アンカラ・エセンボーア国際/ESB

セルチュクから1時間ほどで空港駅に到着。昨日ぶりのアドナン・メンデレス空港だ。

例によって空港施設内に入る前には手荷物検査があった。

中は白を基調とした広々空間。柱が上に向かって広がっているのが洒落ている。

チェックインと手荷物を預け、保安検査を通過。

行きの時はあまり思わなかったのだが、それなりに大きい空港だった。まあ、イズミルは国内第3位の人口を抱えるのだから、当たり前っちゃ当たり前なのだが。

乗るのは21:40発、THY7017便、アンカラ・エセンボーア国際空港行き。この後時間になっても搭乗が始まらず、結局30分遅れで案内が始まった。

今回使うのはアナドルジェット。ターキッシュ傘下のLCCだ。

LCCにも関わらず、機内ではパックに入った水が提供された。

空港からアンカラ市街へ

結局アンカラに到着したのは0時前。こんな時間に市街まで行くバスが運行されているのか心配したが、空港を出ると3台のバスが待機していた。助かる~

ただ、どれに乗ればいいのかわからない。「市街に行くのはどれ?」と尋ねてみると、「Kızılay?」と言われ、適当に相槌を打っていると「これだよ」と教えてくれた。

後から調べると、クズライ(Kızılay)はアンカラの中心部にある広場だった。ホテルからは1.5㎞ほど離れていたが、まあ歩けばいいか。

クズライまでは80TL≒380円。30分ほどで到着する。

そして広場に到着したのは0時半。バスから降りてきた乗客を狙ってかタクシーが大量に停まっていたが、海外でタクシーはできるだけ敬遠したいので徒歩でホテルへ。

近くにメトロの駅もあったが、流石に運行は終わっていた。

アンカラはアナトリア半島中央部にある内陸の街だ。エーゲ海沿岸の街よりは冬の冷え込みが強い。とはいっても、深夜にこの気温なので大して日本と変わらないが。

夜に煌々と明かりを灯すモスクは美しい。

ホテルに着いたのは深夜1時を回ったところ。もしかしたら、と思いフロント24時間対応のホテルにしたのは正解だった。

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