遅めの昼食後はギョレメパノラマへ。パノラマまでは街中から歩いて2,30分ほど緩やかな坂を登る。
歩道もしっかりと整備されていて歩きやすい。まあ、普通の人はツアーやレンタカーでも使うんだろうけど…
恐らく奇岩をぶった切って道路を通したと思われる跡。切断面があまりにも綺麗すぎる。
観光地によくある、街の名前をかたどったモニュメント。ネヴシェヒル行のバスに乗っている時にウチヒサール(Uçhisar)という街を通ったのだが、その街の入口にも同様のモニュメントがあった。
パノラマからの風景
パノラマからギョレメの街を望む。いわゆる「キノコ岩」と呼ばれる岩が生えており、街を取り囲んでいる。
それにしても、こんな不毛そうな大地によく街を作ったものだ。
また、カッパドキアの奇岩風景はエルジエス山の噴火によってできた凝灰岩などからできている。これは九州地方南部にみられるシラス台地と同一の地層だそう。
手前と奥に見える白く波打つような岩が特徴的だ。
「パノラマ」とは言うものの、あまり観光客はいなかった。まあ、確かに高台なので眺めは良いのだが、特別良いかと言われればそういう訳ではないし、撮影するなら後述する街の高台の方が良かった。
しかし、人が少ない分誰にも邪魔されることなく、のんびりとした時間を過ごすことができたのは良ポイント。
2,30分ほどぼーっと景色を眺めたところでまた街へ戻った。
高台から望むギョレメの街と夜景
さて、17時ちょっと過ぎに再び街中に戻ってきた。この日は1月4日で、ここネヴシェヒル県の日の入時刻は16:35頃。曇っているのでよくわからなかったが、どうやら日はもう沈んでしまったらしい。
という訳で、予定を夜景撮影にシフト。街中の高台にも良さげな撮影スポットがあったので、そちらに行ってみることに。
高台に登るには10TL≒50円が必要。
先ほどのギョレメパノラマよりも奇岩に囲まれた街の様子がより近くで伺える。中央左にはウチヒサール城も望める。
こちらは街の反対側。建物らしい建物が全く見えず、ひたすら岩石地帯が続いている。
17時半頃、山の稜線が夕焼けに染まり始めた。晴れていればもっと良かったのだが…やはり冬の欧州方面への旅行はこういったところに悩まされる。
高台ではためくトルコ国旗と、夕焼けをバックに明かりが徐々に灯り始めたギョレメの街並み。
昨日この街に到着した時にも感じたが、やはりこの灰色の無機質な岩と、街に灯るオレンジ色の明かりのコントラストが本当に美しい。
街を東西に貫く幹線道路。東側はすっかり暗くなっていた。
日没から1時間10分ほど経った18時過ぎに撮影した写真。
暗すぎず、奇岩と街灯のコントラストが目立ったお気に入りの一枚だ。
トルコ国旗にも描かれている三日月と五芒星のモニュメントに、ウチヒサール城を入れてパシャリ。
そして空も真っ暗になってしまったので、ホテルに戻ることにした。
それにしても気球や夕陽を綺麗に収めるのにちょうど良いであろう、なかなか良い撮影スポットだった。
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