【ストラスブール→ケルン】ケルンの街とケルシュビール【ドイツ・フランス卒業旅行#5】

再びドイツへ

ストラスブールで夜を明かし、現地時間2月23日の木曜日。再びドイツに戻ります。

この日は移動日です。というか、この旅では短い旅程で無理して色々行こうとしているため、基本移動ばかりです。という訳で、ストラスブール駅へ向かいます。

駅に向かう途中、現地の方がこちらをチラチラ見てくるので、何だろう…と思いましたが、次の瞬間「オハヨウゴザイマス!」と挨拶して下さりびっくり。きっと日本人か確認してくれていたのでしょう。

旅先ではこういうちょっとしたことでも嬉しくなりますね。

駅では時間があったので駅前にあるパン屋で朝ご飯を調達しました。

クリーミーな味わいのパン。かなり甘かった…

せっかくフランスだしフランスパンでも、と考えましたが、それらしきものが売ってなかったので適当に美味しそうなのを見繕って購入。

ストラスブールとオッフェンブルクを行き来する列車の車内。

窓枠の形が特徴的だったり、周囲よりも少し高い位置に座席があったりと、日本ではなかなか見ないような内装で面白いです。

オッフェンブルクまでの30分、あまり乗客の入れ替わりもないまま到着。ICEに乗り換え、1駅先のKarlsrue Hbf.(カールスルーエ中央駅)でもう一回乗り継ぎます。

オッフェンブルクからカールスルーエまでは1駅、30分ほどで到着。

ここでは次の列車まで40分の待ち合わせ。少し駅の外に出てみます。

この街は連邦憲法裁判所や連邦裁判所(日本でいう最高裁)が置かれる司法の街。フランクフルトのドイツ連邦銀行然り、日本ではこう言った機関はすべて東京にあるので、首都にないということに少々違和感を覚えます。はたまた、日本が中央集権的すぎるのか(最近では文化庁が京都に移転したりしてますが)。

また、中央駅の駅前にはトラムも乗り入れており、交通網も整備されている模様。

そして12:45発のICE108 Hamburg-Altona(ハンブルク・アルトナ)行に乗車。

始発駅で人がいなかったので1等車の車内を。

ドイツ含む諸外国の鉄道のレール幅は、日本の新幹線と同じ標準軌(1435㎜)で整備されています。それに加えてICEの1等車は1+2の座席配置なので、広々とした空間が確保されており、長時間乗っていても苦になりません。

乗り心地も新幹線と同等かそれ以上くらいの勢いで快適です。

ドア付近には大型の荷物置き場もあり、海外旅行客にはありがたいですね。

そしてテーブルまでついており、食事を楽しみくつろぐこともできます。

ただ一つ文句があるとすれば、進行方向に座席の向きを変えられないこと。どうやら外国では日本のような転換クロスシートはあまり普及していない模様。

列車は途中ヴィーズバーデン中央駅で進行方向を変え、始発駅のカールスルーエを出ること約2時間20分、ドイツ第4の都市、ケルンに到着。

ケルン散策

駅を出るとすぐにケルンのシンボル・ケルン大聖堂が目に飛び込んできます。

「地球の歩き方 ドイツ」2023年~2024年度版の表紙にも選ばれているケルン大聖堂。現地でも非常に人気のある観光スポットだそうで、高さ157m、奥行き144m、幅86mのゴシック様式の大聖堂はまさに圧巻の一言。

着いたのは15時ちょっと過ぎ。大聖堂は冬の間(11月~2月)、16時までの受付なので明日じっくり回ることにし、とりあえずホテルへ荷物を投げます。

友人撮影 ちなみに写っているのは自分

ダブルベッド1つにシングルベッド1つの部屋で、1部屋14000円。物価の高いヨーロッパ主要国にしては安いのではないでしょうか。

少し休憩してからケルンの街へ。とはいっても大聖堂以外見るところを特に決めていなかったので、適当に街をフラフラ。

広島・長崎公園なる公園を見つけたので、興味本位で行ってみることにしました。

中はなんて事のない普通の公園。ケルン大学もすぐ横にあり、学生とケルン市民の憩いの場となっていました。

ケルンも第二次世界大戦時に空襲で街の9割が焼失した街。原爆で市街地に甚大な被害を被った日本の2都市と通じるのかもしれません。

ケルシュビールとソーセージ

適当に散歩していると良い時間になってきたのでここで夕食に。

やはり、ドイツといえばビール。早くも1500年代には「ビール作りには大麦、ホップ、水、酵母以外のものは使用してはならない」の一文で有名な「ビール純粋令」が当時のバイエルン公によって制定されるなど、並々ならぬビールへのこだわりが感じられる国、ドイツ。1人当たりビール消費量は日本の2.7倍と、その長い歴史からビール好きな国民性がうかがえます。

そんなドイツ各地には様々なご当地ビールがあるということで、今回はケルンの地ビール「ケルシュビール」が飲めるお店へ。

大聖堂の横にあり、中央駅からもアクセスのよい「FRÜH am Dom(フリュー・アム・ドーム)」でいただきます。

こちらがケルンの地ビール「ケルシュビール」。200mlの細長いグラスで出されるのがケルン流だそう。スッキリとした味わいにサイズも相まって非常に飲みやすくなっています。

ちなみに1本2.2€(当時は1€=144円なので300円ちょっと)でした。

こちらは”Bockwurst Pommes“。ドイツ語でWurst(ヴルスト)”はソーセージPommes(ポメス)”はポテトなので、つまるところただのソーセージとポテト。

しかしこのソーセージとポテトの組み合わせがビールとよく合い酒が進みます。

こちらは9.9€。やはり海外に来ると物価の違いをひしひしと感じます。

調子に乗って4本飲んだところでストップ。明日も朝早いのでセーブしておきましょう。

2月の夜風に当たりながら酔い覚ましにスーパーへ寄り道。一緒に写しているのは1€で買ったフランスパンです。

この”REWE(レーベ)”というスーパー、ドイツ各地にあるのでよくお世話になりました。

日本でもお馴染みのグミ、「ハリボー」はドイツのメーカー。なので、スーパーに行くとハリボーのグミだけでこれだけ売り場面積が確保されています。

日本でもよく見る味からあまり見ないような味まで勢揃い。1つ1€(0.99€)の分かりやすい価格設定なので自分も適当に2,3種類ほど買いました。

その後はホテルに戻り、ほろ酔いの気持ちいい状態でそのまま寝落ち。

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